聖書は終わりの時に関連して黒人の教皇について何か言っていますか?

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終末の時代に黒い教皇が現れるという考えは、聖書からではなく、12世紀の聖マラキの幻視に由来しています。およそ1139年頃、聖マラキは幻視を受け、それによると112人の教皇が続き、最後の教皇が「黒い教皇」であるとされました。興味深いことに、現在の教皇フランシスコ1世は、聖マラキの幻視以降の112番目の教皇です(教皇の数え方は多少異なる場合もあります)。フランシスコ1世がイエズス会士であり、イエズス会士が伝統的に黒いカソックを着用することから、彼と「黒」の間に何らかの関連を見出す人もいます。では、フランシスコ1世、112番目の教皇が、黒い教皇となるのでしょうか?

聖書的には、黒い教皇と終末の時代との間には全く関連性がありません。聖書は教皇制についてさえ言及していません。全キリスト教会を統括する最高指導者という考えは聖書には見られません。終末の預言としてローマの都市について言及されている可能性はあります(黙示録17:9)。ローマは七つの丘の上にある都市です。バビロンの淫婦や獣をローマカトリック教会と解釈し、終末の時代にローマカトリック教会が実際に反キリストの到来を歓迎すると信じる人もいます。また、黒い教皇がローマカトリック教会をこの背教に導く存在になると考える人もいます。繰り返しますが、聖書は一般的な教皇や終末の時代の特定の教皇について何も語っていません。

また、聖マラキの幻視における「黒い」という言葉の意味についても疑問があります。悪の性質を指すと考える人もいれば、肌の色を指すと考える人もいます。したがって、アフリカ系の人物が教皇に選出されるという解釈もあります。最近の教皇選挙では、何人かのアフリカ系候補者が検討されています。いずれにせよ、たとえ黒人/アフリカ系の人物が教皇に選出されたとしても、それが必ずしも終末の時代と関連があるわけではありません。幻視や荒唐無稽な陰謀論に注目するのではなく、私たちの焦点は、聖書が終末の時代のしるしについて実際に何を語っているかに置くべきです。

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