終わりの時が来る前に戦争や戦争の噂があるとはどういう意味ですか?

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弟子たちの質問「どうかお話しください…あなたの来臨と世の終わりのしるしは何でしょうか」(マタイ24:3)に対するイエスの答えの一部として、「また、戦争のことや戦争のうわさを聞くでしょう」(マタイ24:6)とあります。イエスのこの言葉のため、特にイスラエル周辺で紛争が勃発するたびに、多くの人々はその新しい戦争が終わりの時のしるしなのではないかと考え始めます。しかし、人々がマタイ24:6の続きを読むならば、「…しかし、あわててはいけません。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません」(強調追加)とあることに気づくでしょう。

イエスの「戦争と戦争のうわさ」についての言葉を、戦争が終わりの時のしるしであると理解することは、イエスが意図したこととは正反対です。イエスは、戦争や戦争のうわさに動揺したり心配したりしないようにと教えています。なぜなら「終わりが来たのではありません」からです。同様に、イエスは偽キリスト(マタイ24:5)、飢饉、地震(マタイ24:7)についても語り、「これらはすべて、産みの苦しみの初めなのです」(マタイ24:8)と警告しています。

悲しいことに、イエスが必ずしも終わりの時のしるしではないと指摘したものこそ、多くの人々が終わりの時のしるしと見なしているものです。しかし、これは戦争や戦争のうわさが終わりの時と全く無関係だと言っているわけではありません。聖書が終わりの時について語るとき、激しい戦争が描かれています。しかし、イエスのポイントは、戦争は常に存在してきたし、千年王国で平和が確立されるまで戦争は続くだろうということです。したがって、戦争や戦争のうわさは終わりの時の信頼できる予兆ではありません。

アフリカでの内戦、イスラエルとその隣国との紛争、テロとの戦いなど、今日のどの紛争も必ずしも終わりの時が差し迫っているしるしではありません。私たちの周りでどんな戦争や戦争のうわさが起こっていようと、私たちの使命は同じです。そして、その使命こそがイエスが終わりの時の信頼できる予兆として語ったことです。「そして、この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから終わりが来ます」(マタイ24:14、強調追加)。

弟子たちの質問「どうかお話&#x305…

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