世界の基が置かれる前はいつでしたか?

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聖書は、様々な箇所で「世界の基(もとい)」について言及しています。何かを「基」とすることは、そのものを確立するか、基礎を築くか、基盤を固めることを意味します。「世界の基」とは、神の創造の業を指しています。聖書が「世界の基から」何かが真実であったと述べるとき、それは「人類の歴史全体において」という意味です。しかし、聖書が「世界の基の前に」起こった何かを述べるとき、それは何かが創造される前、永遠の昔に起こった出来事を指しています。

エペソ書1章4節では、永遠の昔に起こったことが記されています:「神は、世界の基の前に、キリストにあって私たちを選び、私たちを御前に聖なる、傷のない者としようとされました」(ESV)。これは驚くべき箇所で、神が世界が創造される前に、信仰者となる者たちを選ばれたことを強調しています。神が何も創造される前、少なくとも三つのことがすでに真実でした:神は人類が失われ、救い主を必要としていることを見ておられました。永遠の救い主が存在していました。そして、贖いの業の詳細が計画されていました。これらすべてにおいて、神は私たちが聖なる者へと変えられることを視野に入れておられました(2テモテ1章9節も参照)。

神の永遠の計画を示す別の箇所では、聖書はイエス・キリストについて、「傷も汚れもない小羊…は、世界の基の前に知られていました」(1ペテロ1章19-20節、NASB)と述べています。使徒パウロは、「神の知恵、それは時が始まる前に私たちの栄光のために定められた隠された神秘」(1コリント2章7節)について語っています。

神の子の永遠の性質と、父なる神との永遠の関係は、イエスの大祭司の祈りに明らかです:「父よ、あなたが私に与えてくださった彼らも、私のいる所に私と共にいて、あなたが私に与えてくださった栄光を見るように願います。それは、あなたが世界の基の前に私を愛してくださったからです」(ヨハネ17章24節、ESV)。神の子は被造物ではなく、父と共に栄光を持ち、父に愛され、宇宙が創造される前から父と共に住んでおられました(ヨハネ1章1-2節も参照)。

聖書が世界の基の前に起こったことを垣間見せることは、信仰者に大きな慰めを与えるべきです。私たちには永遠の救い主がいます。神の恵みは永遠の昔から私たちに及んでいました。神の救いの計画は永遠であり、不変です。その計画を挫折させたり、修正したり、妨げたりするものは何もありません。世界の基の前から、神は私たちを愛し、贖い、恵みを注ぎ、私たちを聖なる者とするご自身のデザインを描かれました。「定められた時が来ると、神はその御子を遣わされました…それは、私たちが子としての身分を受けるためです」(ガラテヤ4章4-5節)。「その栄光ある御名をとこしえにほめたたえよ」(詩篇72篇19節)。

聖書は、様々な箇所で「世界&#x306…

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