聖書は牧師の職を教えていますか?

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「牧師」という言葉は、ラテン語で「羊飼い」を意味する言葉に由来しています。新約聖書では、教会の指導者を構成する二つの職務、すなわち「長老/監督者」と「執事」が提示されています。パウロは、1テモテ3:1–7とテトス1:5–9で長老/監督者の資格を列挙しています。1テモテの箇所では、パウロは彼らを「監督者」(ギリシャ語で「エピスコポス」)と呼び、テトスでは「長老」(ギリシャ語で「プレスビュテロス」)と呼んでいることに注目してください。これから、一つの職務が異なる名称で呼ばれていると結論づけることができます。「長老」という言葉は、その職務を持つ者の人生経験を指し、「監督者」という言葉は、その職務を持つ者が会衆を見守り、彼らの霊的な必要を満たす責任を強調しています。

第二の職務は「執事」であり、これは使徒行伝6:1–6で説明されています。パウロは1テモテ3:8–13で執事の資格を概説しています。執事の責任は、会衆の物理的な必要に応えることであり、それによって長老たちが霊的な必要に集中できるようにすることです。使徒行伝20:28で、パウロはエペソの長老たちに言いました。「あなたがた自身と、聖霊があなたがたを監督者として任命された群れとに気をつけなさい。神の教会を牧しなさい。神は御自分の血によってその教会を買い取られたのです。」ここでパウロは、長老たち(職務)に、教会の羊飼い(機能または役割)となるように命じていることに注目してください。

エペソ4:11では、パウロは「牧師」としての羊飼いを、教え、宣教、伝道、預言と並ぶ教会の一つの機能として特定しています。この役割の重要性は、ヨハネ21:15–17でイエスがペテロに彼の羊を養い、世話するように命じていることからもわかります。牧師/羊飼いはどのようにして神の群れを養い、世話するのでしょうか?彼は、群れに神の言葉を教えることによって(1テモテ3:2; テトス1:9)、群れを成熟させ、異端に抵抗できるようにします。彼は偽教師に警戒し、迷い出た者たちに、彼らの信仰と行動には結果があると警告します。

新約聖書では、「牧師」「長老」「監督者」という言葉は互換的に使うことができ、それぞれの言葉がキリストの体に対する指導者の貢献に異なる重点を置いています。これら三つの言葉は、1ペテロ5:1–2で一つになります。ここでペテロは長老たちに、神の群れを牧し、監督者として仕え、大牧者が来られるのを待ちながら群れを世話するように勧めています。

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