サタンは天国で音楽を担当していたのか?
-
by admin
- 0
エゼキエル書28章13節のKJV(欽定訳聖書)とNKJV(新欽定訳聖書)は、サタンが天において音楽に関わっていたことをほのめかしているように見えます。NKJVでは、「あなたのタンバリンと笛の細工は、あなたが創造された日にあなたのために備えられた」と記されていますが、この難解なヘブライ語のテキストの正確な意味は不確かです。天にそのような楽器があったかもしれませんが、この節以外にそれを裏付ける証拠はありません。黙示録5章8節と15章2節では竪琴が言及されていますが、タンバリンや笛については触れられていません。
サタンが堕落する前の姿を描いている聖書の箇所は、エゼキエル書28章12-19節とイザヤ書14章12-15節です。サタンは「油注がれたケルブ」(エゼキエル書28章14節)でした。彼は想像できるあらゆる貴重な宝石で飾られていました(エゼキエル書28章13節)。彼は「完全な模範、知恵に満ち、美の極み」でした(エゼキエル書28章12節後半)。おそらく彼はすべての天使の中で最も高位の存在だったのでしょう。彼は天使の三分の一を説得して自分に加わるほど説得力がありました(黙示録12章4節)。彼が天から落ちた後でさえ、大天使ミカエルでさえ、主の助けなしに彼に立ち向かうことを恐れました(ユダの手紙9節)。サタンは傲慢のゆえに堕落しました。彼は「二番手」であることを嫌いました。彼は神になりたかったのです。「あなたは心の中で言った、『わたしは天に昇り、神の星の上にわたしの王座を上げ、会衆の山の頂、北の果てに座ろう』」(イザヤ書14章13節)。
サタンは音楽の長だったのでしょうか?これは明確に答えることはできません。聖書は、彼が天においてどのような役割を担っていたかについて十分に語っていません。天使たちが絶えず神を礼拝していることを考えると(イザヤ書6章3節、黙示録4章8節)、サタンがその礼拝を導いていた可能性はあります。一つ確かなことは、サタンがそのような高い地位と神との親密な関係を持っていたにもかかわらず反逆したということであり、悪魔は確かにその永遠の運命に値するということです(黙示録20章10節)。
エゼキエル書28章13節のKJV(欽定訳…
エゼキエル書28章13節のKJV(欽定訳…