第二の天とは何ですか?
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第二の天は聖書の中でそのように呼ばれているわけではありません。むしろ、第二の天の存在は、聖書が「第三の天」について語っていることから推測されます。第三の天があるならば、第一の天と第二の天も存在するはずです。複数の「天」が存在するという考えは、ヘブライ人への手紙7章26節で確認されます。そこでは、私たちの大祭司であるイエスが「天の上に高く上げられた」と述べられています。つまり、イエスは他の天を超えた天におられるということです。
第三の天は、第二コリント12章2節で言及されています。パウロは、「私はキリストにある人を知っています。彼は十四年前に第三の天に引き上げられました。それが体のうちであったか、体の外であったか、私は知りません。神がご存じです。」と述べています。4節では、パウロは第三の天を「パラダイス」、つまり神が住まわれる領域と同一視しています。第三の天が神の住まいであるならば、第二の天は「宇宙」、星や惑星の領域と考えることができ、第一の天は地球の大気圏、鳥や雲の領域と考えることができます。
聖書では、「天」という言葉がこれら三つの領域を指して使われています。詩篇104篇12節は「天の鳥」(ESV)について語っていますが、これは第一の天、つまり地球の大気圏を指しています。イザヤ書13章10節では「天の星とその星座」が言及されており、これは第二の天、つまり宇宙を指しています。そして、黙示録11章19節では「天にある神の神殿」が開かれると描写されており、これは第三の天、つまり神の住まいを指しています。
一部のカリスマ派のグループは、第二の天という言葉をサタンの領域やそこから来るものすべてを指して使います。彼らは、サタンが「空中の権威を持つ者」(エペソ2章2節)であり、悪霊が「天にある悪の霊的勢力」(エペソ6章12節)であるという聖書の描写を取り入れ、霊的戦いの神学を展開します。これらのグループによれば、「第二の天からの啓示」は、サタンが地上の神の預言者たちを欺こうとする偽りの幻であり、預言者たちは「第二の天からの啓示」(悪魔からのもの)と「第三の天からの啓示」(神からのもの)を区別することを学ばなければなりません。これらのグループは、悪霊の権力の階層を教えることもあり、第一の天(地上に縛られた)の悪霊は、第二の天の悪霊よりも権威と力が劣るとされています。
悪霊を第一の天と第二の天のタイプに分類することは、聖書が語っていることを超えています。繰り返しますが、聖書には第二の天という言葉はどこにも含まれていません。神からの預言や新しい啓示を求める人々は、欺きに陥る危険があります。神はすでに語られており、聖書の正典は閉じられています。私たちは神からの「新しい言葉」を必要としているのではなく、神の「古い言葉」に従う必要があるのです。
第二の天は聖書の中でそのよ̄…
第二の天は聖書の中でそのよ̄…