INRIは何を表していますか?

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ヨハネ19章19節には、「ピラトは、『ナザレのイエス、ユダヤ人の王』と書いた札を用意し、それを十字架の上に掲げた」と記されています。ヨハネ19章20節では、「この札は、多くのユダヤ人が読んだ。イエスが十字架につけられた場所は都に近く、その札はアラム語、ラテン語、ギリシャ語で書かれていた」と続いています。今日、イエスの十字架が描かれる際には、しばしばその上に「INRI」という文字が記されています。ラテン語で「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」は「Iesus Nazarenus Rex Iudaeorum」と書かれ、その略語が「INRI」となります。しかし、ピラトがイエスの頭上に掲げた札に「INRI」という文字が実際にあったとは考えにくいです。なぜなら、ヨハネ19章20節では、その札がアラム語、ギリシャ語、ラテン語で書かれていたと明確に述べられているからです。

ヨハネの福音書ではこの書き物を「表題」と呼んでいますが、マルコとマタイはそれを「罪状」と呼んでいます。十字架につけられた者の頭上に、その者が犯した罪とその者の名前を掲げるのは当時の習慣でした。ピラトによってイエスが有罪とされた罪状は、彼がユダヤ人の王であると主張したことでした。皮肉なことに、イエスが十字架につけられた「罪」は、実際には全く罪ではなく、絶対に真実の声明でした。イエスはユダヤ人の王であるだけでなく、すべての王、王の王、主の主です(黙示録17章14節、19章16節)。彼は全宇宙とそのすべての住人の王です。そして、十字架に打ち付けられたのは彼自身の罪ではなく、彼を救い主として信じるすべての人の罪(罪)でした。彼は「私たちに不利な定めの記録を消し去り、それを十字架に釘付けにし、取り除いてくださいました」(コロサイ2章14節)。

ユダヤ人の王という称号が三つの言語で書かれたように、すべての国とすべての言語の人々が彼を救い主として認めています。実際、彼は神に選ばれたすべての人々の救い主であり、彼らすべての罪を彼自身の体で十字架に背負い、彼らを完全で完全な、唯一の永遠の救い主として救ってくださいます。

ヨハネ19章19節には、「ピラトは&#…

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